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TV電話会議システム

現状の一般的なTV電話会議システムについて。概要を理解したい人向けに記述。法人向けシステムであり、一般家庭向けは後日。

TV電話会議システムは遠隔地と映像と音声で会議をするためのシステム。TANDBERG、POLYCOM、SONYの機器がよく使われる。
通信ネットワークには一時期はISDNを用いたシステムが多かったが、現在はIP通信が多い。後ほど紹介するMCUはISDNとIP両方を同時に会議接続できる装置もある。

システムとして何が必要なのかは、以下の事を理解すれば分かる。

  1. 音声・映像をどうやってデータ(パケット)にするか
  2. 通信したい相手をどうやって探すか。
  3. 3つ以上の端末をつないで「会議」にしたい。

まず1項:

 これは電話会議端末自身(=カメラとマイクがついている端末)が実施する。
映像のデジタル化にはH263コーデックがよく使われる。H264(いわゆるmpeg4相当)も最近利用されるようになってきた。もちろんお互いが同じ方式を理解しないと行けない。パケットはUDPが利用される。帯域は余裕がある場合、H263で512kbpsが一般的。mpeg4では40kbps(フレッツフォン)でもそこそこ見れる。

次に2項:

ISDNであれば電話番号を利用すればよい、あとは電話会社が相手につないでくれるのだから。IPであればIPアドレス、と言いたいところだがすべてのIPを覚えるのは無理がある。そこでゲートキーパーと言われる装置を使う。
Tvc2

ゲートキーパーは「白紙の電話帳」のようなもので、拠点の会議端末達は電源On時に自分を電話帳(ゲートキーパー)に登録(register)しに行く。ゲートキーパーはこのようにいろんな拠点の登録を増やしていき電話帳を完成させる。電源が入っていない拠点はこの電話帳に登録されていないのですぐにわかる。端末は接続するときはこのゲートキーパーを参照して相手のIPを探す。

このときに利用されるプロトコルをよくH323SIPと呼ぶ。これらのプロトコルはVoIPでもよく利用される。

最後に3項:

1対1で「電話」するには単純に接続すればいい。では3つ以上の拠点を同時接続するには、いうとMCUとよばれる会議サーバを利用する。

MCUには「会議室」と呼ばれる仮想の「電話番号」を作っておき、みんながその「電話番号」に接続する。接続時に女性の声で"Welcome to the Conference"などしゃれたことを言うのはTANDBERGのMCU。
もちろん仮想の「電話番号」はゲートキーパーに登録する。
MCUはみんなからの映像・音声を合成してみんなに返信する合成機能のようなことをする。MCUの機能によっては合成時に画面の4分割、9分割などをすることも出来る。
こうすることで端末側はMCUと1対1で通信するだけであたかもみんなと会議している状態を演出できる。

Tvc3

要望あれば、もっと詳しくまた書きます。

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